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高杉晋作 辞世の句 下の句 [歴史]

長州藩の幕末の志士として有名な高杉晋作は
辞世の句も有名ですよね。

「おもしろきこともなき世をおもしろく」

これが有名な辞世の句です。ただ、「世を」の「を」を「に」と言われる説もあるそうです。

そして、その辞世の句の下の句は、

「すみなすものは心なりけり」

で、野村望東尼という高杉晋作の看病をしていた人がつけたと言われています。

ちなみに辞世の句とは、人がこの世を去る時に詠むものですが
実際のところは死ぬ間際でなくても辞世の句と呼ばれているものもあります。

高杉晋作のこの句も、最近の研究では死の前年には詠まれていたという記録があるそうです。

この句の意味ですが、

「おもしろきこともなき世をおもしろく」
これは、つまらない世の中を面白くする、ということだと私は思います。

そして、下の句が
「すみなすものは心なりけり」
で、心の持ちようなのではないかというニュアンスなんだと思います。

つまり、
つまらない出来事を面白くするのは、結局人の心の持ちようだ、
という意味で私はとらえました。

この高杉晋作さんお辞世の句の解釈はきっと色々あると思います。
本人がどのように思って詠ったのかは定かではありません。

ただ、下の句を野村望東尼がつけたとき、
「おもしろいのお」と言ったそうです。

確かに、下の句を加えるだけで、意味が少し変わりますね。
世の中が面白いかどうかは心の持ち方次第というのは
なんとなく今の世の中でも当てはまりそうです。
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